子ども服・ベビー服の基礎知識

ベビー服も含めた子どもの服を買うときにどの素材・デザイン・サイズを買えばよいのか悩んだことはありませんか?赤ちゃんが使うベビー服・子ども服には、ほんとうにいろいろありますよね。すぐに大きくなってしまうからいま買ったとしても、数年後には着られなくなったり、かと言って大きすぎると着る赤ちゃんにとっても不便に感じますよね。共通して言えることの一つとしては、安心して安全に使えることです。服ならば天然素材やオーガニック素材にこだわりたいですよね。万が一、赤ちゃんが口にした場合でも、安全なものを選びたいです。この記事では子ども服・ベビー服の基礎知識について詳しく解説します。
子ども服を選ぶときのポイント

みなさんはベビー服や子ども服を買うときは、デザインやかわいい柄に惹かれて買ってみたんだけれども、サイズが合わなかったということはありませんか?サイズは、基本的にどの洋服にもタグに表記されていますが、うちの子は小さめ、あるいは大きめだった、ということで個人差があって合わなかった経験のあるママも少なくないのではないでしょう。また、デザインだけで選んだら、着づらかった・脱ぎにくかった・子どもが思いのほか着るのを嫌がる…ということも起こります。そこでここでは、子ども服を買うときに役立つ基礎知識として、子ども服を選ぶポイントをいくつかご紹介していきます。まずは、ウェルカムボードを準備する際のそもそもの役割についてご紹介いたします。
素材を選ぶ
じつにいろんな洋服の種類の素材があります。買う前に事前に知っておくと便利です。
夏に適した素材
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- ガーゼ
- 主に肌着として年中使われることが多い、通気性が良い、吸汗性が高いです。
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- 天竺
- 主にTシャツに使われている素材、着心地がさらっとしています。
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- パイル
- 主にタオルのような肌さわりがよい生地です。
冬に適した素材
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- フライス
- 伸縮性がありながら、通気性があるので身体になじみやすい。肌気にもよく使われています。
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- スムース
- 2つのフライスを交錯させた編み方になるので、厚手で保温性にすぐれています。
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- 接結天竺
- 薄手のニットと組み合わせているため、肌触りはやわらかくてあたたかいです。
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- ニットキルト
- キルティング加工とニットの伸縮性が組み合わさり、保温性が高く一層あたたかく感じられます。
素材については、たいていは商品についているタグや品質表示に書かれているのでチェックしてみましょう。買う前に気になっている商品を実際に手を取ってみたり、通販サイトなどを利用する場合でも品質表示について注意しながら確認してみるといいでしょう。
服のラインナップをそろえる
特に赤ちゃんの着せる服にはさまざまな種類があります。どれを買ったらよいのか、迷ったことはありませんか?成長に合った種類を選べるようになれば、買った服を使い続けることができて長持ちできますし、ママのお財布にも優しいです。
子ども服はワンシーズンで終わってしまうと思われがちですが、組み合わせ次第ではほかの季節でも着こなすことができます。今後重ね着を想定して服を購入する場合は、薄手の生地で作られたシンプルなデザインの物にしておくと、後々になると組み合わせをするときに便利になります。たとえば、トップスだけでもTシャツやシャツ、カットソーやカーディガンなど汎用性があるデザインを中心のラインナップをそろえておくと、何枚も買わずに着まわすことができます。
ベビー服のラインナップ 1~3ヶ月
赤ちゃんは、生後まもない時期は、寝たり起きたりの繰り返しです。基本的に横になっていることが多く、検診やお宮参りする以外はあまり頻繁にお出かけしないでしょう。まだ首が安定しない時期でもあるので、前開きができるタイプの肌着を用意しておくとよいでしょう。
この時期の肌着は、大きく分けて3種類あります。裾の短い肌着、袖の長い肌着、袖が分かれていてスナップで留められるコンビの肌着になります。生まれた時期が春~夏なら、袖の短い肌着を多めにストックしておいて、いつでも着せられる・着せ替える準備をしておくと後々便利です。
ベビー服のラインナップ 4~6ヶ月
この時期になると、首がすわり、寝返りやお座りができるようになって本来の生体活動ができる体になります。首が安定していると、Tシャツタイプのロンパース・カバーオールや、頭からかぶせるタイプの肌着が着られるようになります。
ロンパースにもいろんなタイプが販売されており、たとえば前開きタイプ、ボートネックタイプ、肩留めタイプ、Tシャツタイプなどあります。赤ちゃんの発達状況と個性に合わせてコーディネートを楽しんでみてください。
ベビー服のラインナップ 7ヶ月~2歳
ほとんどの赤ちゃんがはいはいできる時期は、9ヶ月を過ぎたあたりになります。そして、つかまり立ち、つたい歩きを経て自分でも歩くことができるようになります。ただ、逆に言ってしまえば、赤ちゃん自身が自立して、いたるところに縦横無尽に活発に歩き回るということなので、目が離せない時期とも言えます。
活動的になるこの時期は、おしり周りのアイテムをかわいいキャラクターやアニメ・動物が入ったデザインを入れるのもいいでしょう。たとえば、オムツで丸くなったおしりがかわいいモンキーパンツにしてみたり、スカートがめくれても気にならないパンダのブルマなども可愛らしくみえてよいかもしれません。赤ちゃんの成長過程の月齢ならではのコーディネートを楽しんでみてください。
また、たくさん動く時期でもあるので、着替えをしている間もじっとしていられないことが多いです。ボタンが少ない服にするなど、できるだけママにとって着替えさせやすいベビー服を着ておくと、オムツ替えが楽になって便利です。特にお出かけしたときはオムツ替えのことを考えた、お着替えが楽ちんなコーディネートを選ぶといいでしょう。
他の主なラインナップの例
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- 半袖などの短い肌着や長袖などの長い肌着
- 0~3ヶ月の赤ちゃん用に適しています。
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- コンビ肌着
- 0~3ヶ月の赤ちゃん用に適しています。足を動かせるようになった時期からは足部分をボタンで留めることができるといいでしょう。
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- カバーオール
- 3ヵ月~1ヶ月くらいまで着ることができます。つなぎになっている洋服などがそうです。動いていてもおなかが出ないのでおなかが冷えて壊す心配がなくなるのがメリットです。
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- ツーウェイオール
- ベビードレスにもなるので、成長して大きくなると足部分をボタンでカバーオールとして使うこともできます。選んだ服のタイプによっては長い間着ることができます。
- トレーナーやTシャツ、シャツなどのトップス
- スカートやズボンなどのボトムス
- ジャンパーやコートなどのアウター
色を選ぶ
最近の子ども服は、大人服に負けず劣らずおしゃれなものが多く、特に最近は欧米スタイルのカジュアルな色合いとデザインが多い傾向です。どの色に迷うことがよくあるかと思いますが、二人目や三人目の子どももお下がりで着られるようなデザインと色を選べば、その一着を長い間使うことができます。流行に左右されづらい色、たとえば、白や黒、グレー、ネイビーなどの服にすると、着まわすときに汎用性があって非常に便利です。
ボタンやフード、袖があるかどうか確認
特に生まれたての赤ちゃんのようなよだれがたくさん出る時期は、袖のない服がいいでしょう。袖が邪魔になり、スタイなどをつけられなくなってしまうからです。また、紐やフードがある服も、見ていない隙にいたずらしてからまる危険があります。ボタンの多い服も注意が必要です。ボタンはとめるのに時間がかかりますし、引っ張って取れてしまうと誤って飲んでしまう原因になります。かわいらしいデザインでも着る年齢によって、安全かどうかを気にかけておく必要があります。
子ども服のサイズを選ぶときのポイント

子ども服を選ぶときは、かなり重要になるのがサイズ選びです。次はサイズを選ぶときのコツと、子ども服の月年齢別のサイズの目安を紹介します。あくまで一般的なサイズの目安になりますが、下記にベビー服と子ども服の対象年齢別にまとめました。
乳幼児の場合のサイズ選びのコツ
一般的に乳幼児と呼ばれている、新生児から2歳までの服のサイズ一覧になります。
新生児 | サイズ50 / 体重の目安:3kg |
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3ヵ月 | サイズ60 / 体重の目安:6kg |
6ヵ月 | サイズ70 / 体重の目安:9kg |
1歳 | サイズ80 / 体重の目安:11kg |
2歳 | サイズ90 / 体重の目安:13kg |
1歳~13歳の場合のサイズ選びのコツ
3歳になると、乳児の頃よりも身長の伸びはいったん落ち着きます。そのため、この時期は「身長」を中心に服を選ぶようにしましょう。身体を活発に動かす時期なので、大きめの服を折って着ていると動きにくくなってしまうからです。小学校になると。身長の伸び方に個人差がでてきますので、10歳でもサイズ140を着ることもあります。サイズ表記だけではなく、子どもの身体に合わせて洋服を買うほうが、間違いは少なく、賢い買い方でしょう。
1歳 | サイズ80 |
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2歳 | サイズ90 |
3歳~4歳 | サイズ100 |
5歳~6歳 | サイズ110 |
6歳~7歳 | サイズ120 |
8歳~9歳 | サイズ130 |
10歳~11歳 | サイズ140 |
12歳~13歳 | サイズ150 |
サイズの数字は着る子どもの「身長」を表しています。そのため、この数字を目安にサイズを選ぶとわかりやすいのですが、じつは身長以外にも注意するべきポイントがあります。それは、「袖丈・胴囲・胸囲」など、身長以外のサイズの部分です。同じ身長で着てみたとしても、体型によっては胸囲や胴囲などによって着心地が変わっていきます。たとえば、身長にくらべて少し体重が重い場合は、身長だけに合わせてそのサイズの服を選んでしまうと、動きにくかったり、圧迫された感覚になる恐れがあります。したがって、上記の数値は、あくまで参考として考えておいて、胸囲や胴囲なども確認しながら選んでみるといいでしょう。通販サイトではなく、実店舗で購入であれば可能な限り試着してみて、何度か動きをつけて試してみるのもよいでしょう。
人気の子ども服の一例を紹介

下記は、あくまでコーディネートに悩んでいる人向けのほんの一例をご紹介となります。あくまで参考なので、最終的にはあなたらしい、子どもの個性と体型を活かしたコーディネートで、その日の服装選びを楽しんでください。
男の子 1歳~2歳
全体的に価格が安い傾向にあり、おしゃれな海外のファストファッション(最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品)のブランドが注目されています。また、冬や春などの寒い時期は、モコモコした温かみのある服、手編みの帽子、ボア素材のズボンと服などのアイテムが人気です。
男の子 3歳~4歳
1歳~2歳の男の子と同じく、海外のファストファッションブランドが人気の傾向があります。また、この時期から「大人っぽい子ども服」が注目されており、ニット帽子などと組み合わせたコーディネートも人気です。さまざまデザインを安価で楽しめるために、最近では特に韓国で流行っている子ども服を選ぶ方も多くみられています。
女の子 1歳~2歳
1歳~2歳の男の子と同じように、海外の安価なファストファッションを好む傾向があります。脱着がしやすく、モコモコしていて温かみのあるジャンプスーツなども選ばれることがあり、中には、ヘアアクセサリーやリボン、ファーポンポンなど、女の子らしさを演出しているコーディネートも見られます。
デザインについては、動物やアニメキャラクターがついている可愛らしいもの、シンプルなボーダーなどが人気の傾向があります。
女の子 3歳~4歳
最近では、カジュアルな北欧系の海外ブランドなど、シックなカラーで安価な子ども服に人気がある傾向があります。アメリカにみられる、モノトーンと原色系を組み合わせた洋服や、ポップな雰囲気のあるコーディネートも人気です。デザインについては、ボーダーや無地など、全身をシンプルにまとめやすいファッションが注目されています。
まとめ

いかがでしたでしょうか?ベビー服・子供服の基礎知識についてご紹介してきました。子ども服はどれも可愛らしく見えますが、どうせ買うなら長く愛用できるものを選びたいですよね。日々たくさんのニューアイテムが登場するので、私たちにとっては嬉しいのですが、その分の迷う時間も費やすことになるでしょう。これまで説明してきたポイントを押さえて子どもの身体と成長に合った服を選ぶことができれば、きっといまより一層ショッピングタイムを楽しむことができて、服と子どもにとってもハッピーになれるでしょう。ぜひ子ども服選びで迷われた際には参考にしてください。別ページでは、役立つ情報をピックアップしましたので、合わせて参考にしてみてください。